身体の話

施術者としての『手』

柔道整復師と鍼灸按マ指師の学生さんが

治療がてら、見学にきました。

鍼灸の治療法は

かなり流派が細く、それぞれが独立しているような状態です。

院長先生によって治療法が違います。

しかも先生方は日々、

治療法を研究しているのでどんどん変わっていく

と思うのです。

そして、

横のつながりもほとんどありません。

ですから患者さんが自分にあった治療法をする先生と出会うのは

結構大変だと思います。

ちなみに私の治療法は

師匠と私だけしかできない一子相伝です。

同じような治療をする先生はいないです。

師匠が研究熱心だった上に、

私もそれを受け継いでるので、日々更新されています。

自分が痛いのが嫌なので

うちの治療法はなるべく痛みや刺激を少なくしています。

刺激はマイルドで治療していく訳です。

柔整師や鍼灸師は、

整形のドクターと違って検査器具は使えません。

触診(触って)で分からないと治療が

できない訳です。

ですから、学生さんに『手の作り方』を話たりしました。

硬結の深さやかたち、

患部が硬いのか力がないのか触診で視る訳です。

東洋医学には

直接触る他にも診方はあります。

顔色、肌の質、声色、歩き方、身体の動かし方

そいういったものから診察していくのです。

自分が学生時代に散々悩んだこと、その解決法などをお伝えしました。

少しでも役に立てたらいいなーと思います。

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