人には様々な顔があります。
顔というか、仮面です。
心理学では『ペルソナ』といいます。
人は現代社会を生きる上でこの仮面を使い分ける訳です。
このペルソナは相手との人間関係により変わってきます。
ペルソナを使い分けることが悪いことではありません。
むしろ、うまく使ってより良い人間関係を築けていけばいいと思うのです。
しかしこのペルソナによって苦しくなってしまう時があると思うのです。
なぜ苦しくなってしまうのかと言うと、
ペルソナが沢山ありすぎて
どれが自分か分からなくなってしまうからです。
どれが自分がわからないとペルソナの上からペルソナをつけてしまうことになりかねないからです。
そうなってくるともう何が何やらわかりません。
しかも高評価を得たとしても
ペルソナが褒められている気分になってしまって、自分が褒められていると受け取れなくなってしまうのです。
こうなってくると自己評価が低くなってしまうのです。
褒められれば褒められるほど
『本当は自分のことなどわかっていないくせに〜』と言う気持ちになってしまいます。
何度も言いますがペルソナが沢山あることが悪い訳ではありません。
ペルソナを意図的に使い分けていると言うことをしっかりと認識しておくことが大事になります。
相手からどういう風に見えているか
自分が意図しているペルソナが、相手にも同じように認識されているか
ということもとても大事になってきます。
多くの人はここに誤解が生じていると思うのです。
自分の認識しているペルソナと相手が認識しているペルソナが違っている場合、色々と誤解が生じてしまいます。
ですから自分がどんな時にどのペルソナを使っているのかを認識すると問題は起こりにくくなってくると思うのです。