今日は認知シリーズとして『Badder-Meinhoff effect』を取り上げようと思うのです。
『バーダーマインホフ効果』と言って、分かりやすく言うと
今まであった物を意識した途端に、急に自分の身の回りに溢れただしたように錯覚する事です。
「急にたくさん出会うようになった!」と思ったりする事を指します。
日本語でいうと『頻度誤差』もしくは『選択的注意』です。
一度意識すると、無意識にそれを選択して目につくようになるのです。
これを繰り返す事によって、人はその物を重要視するようになります。
この認知の仕組みがある事を
知っておく事は大事だと思うのです。
もちろん、この認知の仕組みが悪い訳では無いと思うのです。
重要なのは、
今までもあったものを何故、意識し始めたのか?です。
意識するという事は、
何かの基準により『気にかかった』訳です。
それが、自分で意図的に選んだものなのか?
それとも無意識に刷り込まれたものなのか?
を判断することが大切だと思うのです。
むしろ、この仕組みを利用して
自分にとって重要な情報を得るために使って欲しいと思うのです。
それにはまず、自分にとって何が重要かを知る事になります。
把握する事だと思うのです。
何を知りたいか?を決めて、
それに意識を向ける訳です。
すると、認知の仕組みで、
それを探しやすくしてくれるはずです。
何かを会得する時にとても効果的にできるようになると思うのです。