脳の仕組み認知の仕組み

Anchoring

アンカリングといわれる効果があります。
言葉の意味としては「アンカー」錨です。
船が停泊する時に降ろす錨の事です。

イメージ的には潜在意識の水の中に、錨が降ろされて
それが判断や評価の基準になってしまう効果
のことを指します。

人は何かを決定する時には、何らかの評価基準があります。

相手の判断基準に影響を与える心理効果になります。

分かり易くいうと
最初に提示された特定の特徴や数値、情報が強く印象に残ってしまうのです。

そして、それが評価や判断の基準に影響してしまうのです。

メリットとしては、

よく知らない事の情報として基準を作る為にはとても役に立ちます。


そして『条件付け』として利用できるという事になります。


『刺激』と『反応』をリンクさせる訳です。

デメリットとしては
自分の判断基準に影響を与えてしまう事です。
認知の仕組みなので、

無意識レベルで基準が刷り込まれてしまう可能性がある訳です。


アンカリングで社会問題になったのが、
セールで割引をしているように見せておいて、実は元値を上げていたという件です。
内容としては、割引とうたっておきながら、全く値引きされてないというカラクリがあったというアレです。
これはどの認知にも言えるのですが、使う側の問題だと思うのです。
自衛策として、こういった認知の仕組みを知っておくことで、
このカラクリは見抜ける訳です。

人のせいばかりにするのではなく、自分で自衛策を講じればいいということですね。

自分で考えて結論を出す癖があるだけで、多くの事は解決できると思うのです。

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