人は自分が信じている考え方を否定されると逆切れします。
そしてより強固にその考え方を信じようとするのです。
これを『バックファイヤー効果』と呼びます。
『Backfire effect』は
様々な場面でよく見かけます。
例えば、友人のパートナーがあまり良い印象でない時に、
「やめた方がいい」と遠回しに伝えた時に喧嘩になる。
これがバックファイヤー効果です。
そして、
大概の人は『人の恋路に口を出すのはやめよう』と思うのです。
この効果により他人の話に耳を傾けなくなるからです。
より一層恋が燃え上ってしまうのです。
(この時本人は薄っすら先の未来が可能性が高いか知っていますが見ないふりをしているのです。)
よくある事なのですが、
自分の支持する考えに反する意見は頭の中にずっと引っ掛かってしまうと思うのです。
これは脳の情報処理として
否定的なものと肯定的なものでは情報の扱いが違うからだと言われています。
自分の考え方に批判的な意見がくると、
人はより自分の考え方を強く信じ込もうとする傾向になります。
自分を脅かすもの(自分を否定してくる)に出会うと、
立ち止まって注意を払おうとする為だと思うのです。
何か信じてる事があり、反するエビデンスを示されると、
信じていることを変えるのではなく、感情的になる。
そして、より強固に信じ込んでしまう。
人の認知の仕組みを知る事によって誤認識を起してしまうことを防ぐ事ができます。
『人』というモノを理解する上で知っていて欲しい情報だと思う訳です。
多くの人は、フィジカル的にもメンタル的にも知らなさ過ぎると思うのです。
それなのにどうして、自分の人生が上手くいくと思えるのでしょうか?
こういった事も知らずに、
カウンセリングやコーチングをする事もチャネリングやリーディングをすることも違和感を覚える訳です。
施術する側もされる側も認知の仕組みを知っておくことが
とても重要なのだと思うのです。