人は何かの問題の答えや結論を知っていると、

その問題の解消方法を会得したつもり

になってしまうことがしばしばだと思うのです。

本来何かを会得する時、

繰り返し繰り返し、その工程にチャレンジすることが大事になってくる訳です。

人は誰でも魔法のように1回で

パッと変われることを望んでしまうと思うのです。

それは決して悪いことではないと思うのですが、

『会得を目的とする』のであれば、

その考え方を持っていると、

ちょっと厳しいかと思うのです。

誰しもが間違えたくはないと思うのです。

できれば正しくありたい。

正しく答えたい。

そう願ってしまうと思う訳です。

ただ、正しい答えを知ってしまうと、

わかったつもりになってしまって、

繰り返さないので会得にはなりません。

これには仕組みがあって、

なぜ繰り返さなければ会得できないのか？

ということになると思うのです。

会得ということは

無意識レベルでそのプロセスを辿ることができる

ということだと思うのです。

ポイントは無意識レベルでというところです。

意識を通さずに

言い換えると思考を通さずに

その工程をやることが出来る

ということになります。

繰り返し繰り返しチャレンジすることによって

癖を無意識の領域まで沈めることが出来るのです。

ですから、

『会得をする』という目的があるのであれば、

繰り返すということがとても重要になってきます。

この仕組みを知ると

会得することはそんなに難しいことではないのです。