舞台を観にいきました。
内容はミステリーです。
推理物。
私の大好物です。
相変わらず、舞台を観ながら推理していきます。
ドンデン返しの内容でしたが、
犯人は分かりました。
問題は『動機』です。
動機を導き出す時、
その人物の背景を探ります。
事実だけを浮き彫りにして並べて犯人を推理し、
『動機』の時だけは、
その人物なりの『解釈』を付け加えるのです。
この『解釈』を考える時
人間というものが
何をどう考え
どう受け止めて
それによって、どう行動してしまうか?
が見えてきます。
作品の場合、
ここで違和感が出てしまうと
興醒めです。
「こんな風に思わないよなぁ」とか
「こんな風に受け止めないよなぁ」が
あると、違和感が出てしまうのです。
凄い作家さんはこの部分が秀逸だと思うのです。
誰もが、納得してしまう流れだったりするのです。
もしくは
『闇落ち』と言われるダークな部分の解釈を入れていく訳です。
私の観た作品は
この部分で、
自分が信じている事の証明をする為に、
どんどんと家族や、
挙句自分の命まで掛けてしまう訳です。
執着が身を滅ぼすってこういう事なのだなと思うのです。
証明出来ないのであれば
それを受け入れたらいいと思うのです。
しかし、受け入れる事が出来ない人はできない。
そして、苦しむ。
諦めるのではなく、
その結果を受け入れてしまえば
楽になると思うのです。
無理してやらなくてもいい訳です。
苦しくなるのであればやめていい。
信じてた事が違った。
で、いいと思うのです。
しかし、人は『サンクコスト』を考えてしまうのです。
日本語では『埋没費用』
勿体ないと思ってしまうのです。
自分が間違ってると信じたくないのです。
間違っていたら、再度考察したり
分析をし直せばいいと思うのです。
やり直せばいい。
そう考えられたらとても楽になると思うのです。