私はそこそこ歴史が好きで、
主に好きなのは幕末です。
維新志士や旧幕府軍のそれぞれの志。
その志がいつしか、
自分を終末へ導いている事に気付いていたのか
いないのか…
その辺りに思いを馳せて
やるせない気持ちになったりする訳です。
幕末の物語の舞台を観劇してきました。
迫力があって、スピーディで
とても楽しかったです。
殺陣は圧巻でした。
そして胸を抉られるような切なさ
を感じたのです。
幕末といえば、切っても切れないことが
『志』や『正義』だと思うのです。
この時、日本はまだ鎖国で
古来からの考え方が根付いていたと思うのです。
良い悪いではなく
階級があり、人が人として扱われていなかったりする。
その中で、一部の貿易をしていた他国から情報が入り、秘密裏に入手した庶民?が新しい『自由』という考え方を持った。
そして、旧来のルールで生きるのではなく、
『自由』に基づいて生きる。
これを手にしようと動いたのだと思うのです。
こういったことを考えた時、
旧来にも、新しい考え方にもどちらにも『正義』があった訳です。
そして、唯一絶対の正義の為に戦う
という武力行使が行われ、
名もなき犠牲もあったと思うのです。
この名もなき犠牲についつい想いを馳せてしまうのです。
彼らは精一杯生きたのだろうか?
それとも悔いは残ったのだろうか?
その想いはどこへ行くのだろう…と。
想いは受け継がれるかもしれないし、
潰えてしまうかもしれません。
一個人が出来ることは少ないし、
小さいかもしれないけれど、
確実に命を賭して、
やり遂げた何かは残るのかもしれない。
そんな事に思いを馳せつつ、
常に自分の生き方を油断せず
見ていこうと思っている訳です。