立春が過ぎました。
立春とは二十四節気の一つです。
古くは『立春』をもって1年の始まりとしていました。
暦の上では、春が始まる日です。
ですから、1年の始まりにしていたのでしょう。
現代でもお正月に
『迎春』など春という漢字を使うのも
めでたいからだけでなく、春の始まりを祝うために使っていたものが
陰暦からグレゴリオ暦になっても転用されたのだろうと思うのです。
元は中国の黄河の中下流域の気候に基づいている為に
日本では『冬』なんですよね。
ですから、
字だけを見ると違和感が湧く訳です。
とはいえ
1年の始まりですし、
春の始まりですから、
流れも変わってくると思うのです。
年末行事の魔を追い払う事もしているでしょうし、心機一転。
新しい事に挑戦する
こともいいかもしれません。
油断しないように気を引き締める
こともいいと思うのです。
古くからの暦を意識すると
気付きもあるかもしれません。
二十四節気も農作物に不具合がでない様に
季節を意識したものですから、
自然の流れに沿うというような考え方も
楽しいと思うのです。
寒い冬から、春の芽吹きを見付けたり
感じたりするだけで、
気持ちにも余裕がでます。
なんとなく
自分は生かされている
んだなぁと感じられる。
そんな心の余裕を作る事ができると思うのです。