仕組み

コントロールってどんな意味?

コントロールと聞いて

『抑制する』や『抑圧する』

を連想する方は多いと思うのです。

その連想がいいとか悪いではないと思うのです。

大事なことは

言葉の『定義』が人それぞれ違う

という事だと思うのです。

調べてみると

『制御』や『統制』

といった意味になる訳です。

ここで、

『制御』に自由勝手に振る舞わせず、押さえ付ける

とあるので、

抑圧に近い定義になってしまうという訳です。

言葉というのは生き物ですから

どんどんと使い方や意味が変わってきてしまうと思うのです。

例えばよく聞く文章で

感情のコントロールと表記した時に

前半部分の『自由勝手に振る舞わせず』とするのか

後半部分の『押さえ付ける』とするのか

でも大きく変わってくる訳です。

前半部分の意味で使っている場合は

感情豊かな感情に振り回されない方法

後半部分の意味で使っている場合は

感情を抑え込んで蓋をする方法

になると思うのです。

そして、ここでのポイントは

ポジティブな意味とネガティブな意味の両方あるという辺りです。

私は、ここに日本語の面白さを感じるのです。

常日頃

物事にはポジティブな側面と

ネガティブな側面の両方がある。

どちらか1つではない

とお伝えしているのですが、

まさに、制御だけでも2つの側面がある訳です。

他にも

『我儘』だとネガティブな意味になるし

『我が・まま』だとポジティブな意味になる

訳です。

本当に面白いですよね。

1側面だけで見たら、見えない部分があるように

様々な側面を捉えると

見える部分が多くなる訳です。

当たり前なんですが、

それらを意識すると『死角』がなくなってくる。

すると本質的な理解が深まる訳です。

こんな風に

世界を認識出来ると理解が拡がって行くと思うのです。

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