仕組み

期待する事

人に期待をする事は、善し悪しがあると思うのです。

ここで重要な点は、『強制』や『相手を支配するコントロール』が入るかどうかだと思う訳です。

別に『期待』することは悪い訳ではありません。

こちらの要望を強制したり、要望に応えるように支配してコントロールすると問題が出てきます。

しかし、『期待』することによって相手の能力や実力を上げることは可能だと思うのです。

教育の面ではとても役に立つものでもあります。

認知の話でいえば、『pygmalion effect』と言われるものです。

日本語で言えば『ピグマリオン効果』です。

ご存知の方も多いかもしれません。

ピグマリオン効果とは

期待を込められた人は、そうでない人と比較すると優れた結果を出す事が出来るというものです。

どういう事かというと、

人は期待された通りの結果を出す事が出来るというものです。

勿論過度になってしまえば

相手に苦痛を与えてしまうので、注意が必要です。

大事なのは

相手に期待することによって

こちらの態度が相手に対して良いものとなり

効果が出るという事です。

つまり『結果が出せると相手を信頼している』

という事になります。

期待するというよりは

『相手は結果が出せる』と信じながらこちらが対応する事が大事になるということです。

逆の効果としてゴーレム効果というものがあり、期待を込められていない人は優れた結果が出せないのです。

相手をダメだと認識してしまうと、相手への態度が出来ない前提になってしまうので、相手はそれを受け取り、自分はダメだと認識してしまうということになります。

これらの効果を踏まえた上で考えてみると

自分が相手にどんな認識で持って対応しているかが重要になるという訳です。

何かを教える立場にいる時に、この事を踏まえた上で、自分を鑑みることができれば、相手の成長具合も変わってくるという訳です。

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