仕組み

何故勉強しなければならないのか?

何故勉強しなければならないのか?

思春期の子供が親に質問する代表的な問題だと思うのです。
しかし、子供が納得のいく答えを出せる親は少ないと思います。
かくいう私も子供の頃親にこの質問をぶつけた事があります。

返ってきた答えは
「後で苦労するから」
「大人になって勉強しておけば良かったと思うから」
「いい学校に行くため」
「いい会社に入るため」
のようなものでした。

子供側の立場としたら全く納得がいきません。

今大人という立場になって考えてみました。
『何故勉強しなければならないのか』
不登校の子供たちを治療する事が多くなり
彼らは何を考え、何に苦しみ、自分の人生や自分の価値の見出し方を
模索している事に気付いたのです。

そして『学校』が彼らの問題として付きまとう事にも…

学校へは行きたくない、または行けないけど
『勉強をしていない事に焦りを感じている』ことも
彼らに重くのしかかっている現実もまた気付いたのです。

いわゆる基礎教科のことになりますが
ざっくり書いていくと
例えば
国語は相手に何かを伝えたり、相手の伝えたい事を理解するのに必要です。
勿論『言語』として
数学は物事を理路整然と理論的に仕組みを考えるのに効果的です。
理科は自然の仕組み、単位でいえば分子のこと(化学)、自然の法則(物理)
身体の仕組み(生物)、地球の仕組み(地学)
社会は人間が文明を発展させ、どう歩んできたのかを理解するのに
とても重要な事だと思うのです。

こうして考えてみると
学問を学ぶ・会得することは自分の為にすることなのです。
そしてそれを自覚する事が何よりも大事。

この話を子供たちにすると
納得して『自分のため』に勉強したいと感じてくれるのです。
自分事として受け取ってくれます。

子供たちは素直なので、納得するれば
すんなり行動し始めるのです。

これに対して親のできる事は
子供たちが心地良く勉強できる環境を整えてあげる事だと思うのです。

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