鍼灸マッサージ治療院SESHENの星谷徳梨です。
妊娠初期の患者さんの治療をしていて改めて感じた事を今日は書き留めて置こうと思うのです。
不妊治療をされている方は本当に内臓が冷えてしまっています。
そして東洋医学的に言うと『気』が足りません。
その辺りを考慮して、お一人お一人に合わせてその都度治療をしていくのです。
で。
妊娠初期の患者さんの治療をしていて、
下丹田に『気』が満ちていて、
身体が安心と安全を確保していて
受け容れる状態が
いわゆる授かる身体なのだなぁと改めて思ったのです。
いつも患者さんに説明している内容なのですが、不意にとても大切な事だなと。
気の鍛錬をする時に意識するのが
『下丹田』なのです。
そして、外からの気を蓄えておく場所にもなります。
下丹田の辺りに子宮があり、
気がたっぷりある所で受胎することに
改めて身体の神秘を感じた訳です。
胎児を育てる為に沢山の『気』を使うので
身体を維持するのが難しくなりますし、
疲れやすかったり、
眠かったり、
と妊婦さんは大変ですから、その辺のフォローもしつつ治療していくのです。
現代人は、そもそも気の鍛錬なんて習慣がありませんし、
下丹田に『気』を蓄えるなんて言われても
「そんなの無理!」となるので、
そこは治療家として本領発揮する所だなと思うのです。
それこそ毎日、体の不思議には驚かされます。
日々に忙殺されていると気付きにくいですから、このブログを読んで
「今の自分の身体ってどんな感じかな?」
と自分なりに観察してみる機会になればと思うのです。