仕組み

Barnum effect

今日も引き続き、

心理学や脳科学なので言われている、認知についての話をしていこうと思います。

『Barnum effect』

バーナムエフェクトと言われるものです。

日本語にすると『バーナム効果』

では、これはどんな効果なのでしょうか?

誰にでも当てはまることを言われて

自分だけに当てはまっていると勘違いしてしまうことを指します。

そして言い当てたその人のことを信頼し、何でも正しいと思って信じてしまうという効果です。

これだけ聞くと悪用しているような

悪い意味で捉えてしまうかもしれません。

しかし、別に悪いだけではないと思うのです。

もちろん誰にでも当てはまることを言われるということについては

騙されていると感じてしまうかもしれませんが、

まず大事なのは、

それが、心理学や脳科学的に言うと認知の分類に入るということです。

これを利用して、

事前情報のないことをリーディングすることを、『コールドリーディング』と言います。

よく霊能者や占い師が使う手法になります。

騙す為ではなく、相手に信用してもらうために

このバーナム効果を使うということは、悪いことではないと思うのです。

ただ、統計学的に当たり前のことを言っているだけに過ぎません。

そこで受け取り手側の問題も起こってきます。

『盲信してしまうことを回避する』

という事が重要になってくると思うのです。

こういう認知の仕組みを知って、

自分が何をしたいのか

自分がどうしてその情報を得たいのかなど

情報のリテラシーを持つことによってこの問題は回避されると思うのです。

勿論、最初から相手がバーナム効果を使ってきているのでないか?
と疑り深くなる必要もないと思うのです。
(疑って掛かっても問題はありません)

それよりも大事なのは
相手とどのような関係を築きたいと思っているのか?
得られる情報をそう使うのか?
など吟味した上で妄信しない事が大事になりますから
自分の心持ちを把握している事が重要です。





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